タイムトラベルマップへ市町村区分を反映させたマップ:沼津港は・・・

タイムトラベルマップ利用例

タイムトラベルマップへ市町村区分を反映させたマップを創っています。
創ろうと思ったきっかけは、facebookの友の投稿がきっかけでした。

オープンデータ:市町村区分データとは?

オープンデータという言葉をご存知でしょうか?
昨今、政府や行政機関などでは、様々な蓄積されてきたデータを一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が望むように利用・再掲載できるような形で入手できる様にする取り込みで公開し始めています。

現段階でも様々なデータが公開されており、今回使っている「市町村区分データ」もその1つです。
地図システムで読み込める形式「KMZ」ファイルで公開されています。

「市町村区分データ」 を使うことで、googleマップでは解りにくい市町村の区分けがはっきりします。

その例として、静岡県沼津市や近隣の市町村区分データを読み込んだ地図が以下のものです。

オープンデータ:市町村区分データ の利活用

googleマップで利用する事で、様々な使い方が出来ると考えられます。

例えば、営業的な会社であれば、市町村エリアがはっきりと解ります。担当営業をエリアで分けていれば尚更ですし、色分けすればより解りやすくなります。

仮に赤くしてみました。これで、ひと目で解りますね。

タイムトラベルマップで活用:歴史を知る

googleマップだけも、様々な使い方が考えられます。
そして、今度はぬまづ歴たびオリジナル地図システム「タイムトラベルマップ」ではどうだろう?

googleマップ版と同じデータ「市町村区分」データを使って創ったものが以下のものです。

地図の画像のようです

解りやすくするために、色も赤で表現してみました。

元地図を「旧版地図 明治後期」に変えてみました。

地図の画像のようです

タイムトラベルマップで活用:沼津港の歴史を知る

先の地図をズームしましょう。

地図の画像のようです

これは静岡県沼津市の沼津港界隈です。
陸側に白い部分は、1つは「狩野川」で、もう1つが・・・・

これは現在の「沼津港」です。

これを観た時に、「沼津港」は陸を削った?掘った?という新たな気付きを得られました。

なお、海に伸びている赤いエリアは、想像出来ると思います。埋め立てて創った「堤防」です。

それは、同じ場所の現在の空中写真などに切り替えれば、一目瞭然です。

空中写真 [1990年頃]では、しっかりと沼津港です。

旧版地図 昭和初期でも、まだ現在の沼津港は有りません。

旧版地図 昭和初期

空中写真 [1963年頃]では、既に現在の沼津港は存在します。しかしながら、その出口は違います。
現在有る、びゅうおや沼津港魚市場の部分が有りません。

 空中写真 [1975年頃]では、地形としては現在の形をなしています。

ただ、空中写真 [1990年頃]でもびゅうおや沼津魚市場は有りません。

そこで、地理院写真にして、更にズームすると、現在の空中写真になりました。

「びゅうお」は2004年(平成16年)に完成した水門であり
「沼津魚市場INO」は、2007年(平成19年)にオープンしたセリ場などの市場機能に見学者通路、展望デッキ、食堂などが併設された沼津港内にある水産複合施設です。

沼津港という限られたエリアだけでもおもしろいですね。

全国の湾岸を表現するとおもしろい

静岡県沼津市沼津港だけでも、こんな気付きを得られた訳です。

実は、埋め立てたり、削ったりは、全国各地にあります。代表的な場所は東京都江東区や港区でしょう。

ぬまづ歴たびでは、そんな全国の湾岸の「過去・現在」をタイムトラベルするオンラインツアーを実施してみようと思っています。

スタートは、やはり「東京湾」でしょう。
東京都江東区や港区、品川区、江戸川区辺りでしょうし、お隣の神奈川県、千葉県も含めるとどれだけのエリアが変わったのかが解りますね。

コンテンツが出来次第、ぬまづ歴たび「aini」で提供します。

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